宇宙戦艦ヤマト2199総論その2

nabasensei2013-10-19

■音響関連
宮川彬良氏の音楽と柏原満氏のSE採用については文句を言う人はいないでしょう。
ヤマト2199最大の功績はこれと言っても過言ではない!


ただしランティスのマスタリングのへぼさは興を削ぐものでした…
それ以上にTV放映版のSMEの介入も…
ランティスは劇場公開版時から縁があったからまだいいとして、SMEはTV版で急に割り込んできて作品制作支援は実質的にしてないようなものなので明らかに不快。
来年の映画(とその更に先)にも介入してくるのかわからないけど、個人的には勘弁! どうしても介入するならせめて同じソニー系列でもアニメに理解のあるアニプレにしてくれ…


劇場版&TV版合わせ多数の歌が作られ、2クールのアニメとしてはかなり多い枚数のCDも出たけど、歌曲関連についてはどうも印象が薄い。
良かったと思えるのは旧作の歌を除けば「星が永遠を照らしてる」「愛の星」など劇場版の女性アーティストの歌う曲かな。逆にJAMなど男性陣が意外にも記憶に残りにくいものだったけど…


あ、そうそう、24話ラストの曲が劇場版と違う不満の声もあるけど、これについては知ってる方もいるでしょうが先月の山野楽器で行われたヤマトーク番外編にて吉田知弘氏から解答を得てます。
本来はTV版の選曲が正しいのですが、劇場公開時は26話ラストにも同メロディーの曲が使われ、25話が短縮されてたこともあり、短い時間内の各ラストに同じ曲が二回使われるのはくどいだろうということで劇場版は変更したとのこと。
映像とのタイミングもTV版の曲を当初から合わせてるとのことです。


■声優
リメイクというと旧作と何かと比較されるのが一番多いのがこのあたりなんだろうけど、キャラデザの変更や旧作声優陣で故人や引退された方が多いこともあり、このあたりは余り不満の声はなかった感じでなにより。
まぁそういいながら自分は当初、小野Dや鈴村さんなどは「ランティス絡みで出演したんじゃないか」なんてことを思ってしまったわけですが、実際それがあったかなかったはともかく、本編では好演してくれたし、鈴村さんについてはヤマトークで真のヤマト好きということを証明してくれたのでOKですw
デスラーの山ちゃんについては出渕氏のみならず庵野氏もそのキャスティングを考えていたそうで、もし庵野版ヤマトだったとしてもそのあたりは変わらなかっただろうね(というより庵野氏とのヤマトークを聞いた限りでは、キャスティングについては結構庵野氏と相談してたような感じ)。
声優陣についてはヤマトークやオーコメで活発な発言をされてたけど、女性陣が久川さん、ラジオ担当の合田さん以外余り作品の発言がないのが残念。
サトリナさんなど一部の方はTwitterで感想つぶやいたり、みのりんはアニゲラでちょっと触れてたけど、メルダ役の静さんについては自分が今年静さんのイベントで個人的に役について聞いた返答ぐらいしか作品の感想をしらないw(ちなみに静さんは自分の出番が少ない回はモブの声も結構やったとのこと)。
今後ムック類が出るならそのあたりのインタビューも欲しいね。


■販促展開
旧作ファンのみならず、新規ファン獲得という目的の販促としては、旧作ファン向けに週刊ポストや読売、朝日新聞の広告や記事などそれなりの展開は評価できるが、新規者向けの販促はちと不足気味。
例えば、雑誌展開もホビー誌がメインで、アニメ誌には余り取り上げられない。このあたりはガルパンの展開と似てるけど、ガルパンは本人気が出てからアニメ誌にも取り上げられるようになったという違いがある。
また、店頭展開もヤマシロヤや紀伊国屋で展開したけど、これも新規向けに秋葉原アニメイトゲーマーズの展示フロアでも展開するぐらいのことはすべき。
コミケの展開も今夏やっと出展したのにしょぼかったし、あとグッズ展開についても実質バンダイグループ、ヤマトクルー、マックガーデンと制作スタッフ系が独占してるのでアニメショップにグッズが出にくい。
キムタク版ヤマトの時にやってたコンビニとのコラボもやってないし、もっと貪欲な販促展開をして欲しい。
TV放映時のヤマトガールによるニコ生も上手くいったかというとどうだろうね…
個人的には艦これとのコラボをしたって構わないのだよw いや冗談抜きで。懐古厨は気に入らないだろうけど、いつまでも古い考えに縛られては駄目、絶対。



また話が長くなった(汗)。明日はプリキュア映画祭の報告を書くので続きは明後日以降に。
次回が感想の最終回です。一番書きたいこと(懐古厨などに)を書くよ?