異説金瓶梅千秋楽&感想その1

nabasensei2012-04-30

・場所、参加者数は初日と変わらず。
・時間:13:00〜15:30
・出演者:下の文中に記載


行かれた方々、出演者の方々、お疲れさまでした。
最近は感想も滞りがちなのですが、今回ばかりは流石に遅れてはいかん!ということなので、mixi日記の転載(一部加筆修正)ながら早めに報告を。


●千秋楽の様子
現地に着いたのは開演20分程前。当日券は当然のことながら完売、なんですが、実際開演すると自分の前の席で空席がちらほら。どういう事情で来られなかったのか知らないけど勿体ないですな。

開演まで廊下で何人かの知り合いとお話していると、入り口から颯爽と静さんが中にきて自分の目の前を通り過ぎ、その少し後に阿部敦さんも確認しました。
昨日までに来られたのは能登、川澄さん、なば缶の面々、川瀬&中山Pなど今回も観劇された方々は多彩ですね〜。

舞台終了後は、全員の挨拶後に福圓さんが代表して喋ろうとしたのですが、緊張してたのかトチり気味で関さんにツッコマれてました。
最後に福圓さん&松崎さんが、乙女企画クロジ☆→クロジへと改名の報告をして、最後に一同でまた「ありがとうございました!」で終了。

終演後、物販でなばも売り子してました。
グッズはTシャツのみ完売でした。

この後は感想に!

●ストーリー、各キャラクターについて
非常に人間関係がギスギス、どろどろしていて、尚且つエロティック、後味も悪い内容なので、見に行かれた人の感想は真っ二つに分かれてるようで。
女性の方がウケがよい話とクロジ常連の方から聞いていたのですが、確かにそんな感じがします。

個人的には今まで見てきた舞台よりは楽しめたのですが、料理で例えれば非常に脂っこいこってりした料理といった感じなので、流石に何度も見ると胃もたれや胸焼けが起きそうな感じでもあります(^^;
物販で売ってた2011年台本を見ると、そちらは全体的にややマイルドな内容だったので、そのまま演じてたらまた感想もかなり違ったでしょうね。

各人物についての個人的な感想なども。
・播金蓮(演:木村はるか):三人も人を殺め、言動もエキセントリックで自己中心も甚だしい性格ですが、不思議と個人的にはそんなに悪女という感じはしなかった。
自らの幸せのために、あがいてあがいてあがききって燃え尽きた、そんな女性。人殺しも他の人から殺人をそそのかれてやった一面もありますし。

西門慶(演:藤波瞬平):作中二番目に嫌いなキャラ。金蓮と性格が似ていると作中月娘が言ってるのですが、確かに。

・呉月娘(演:松崎亜希子)、李嬌児(演:内田晴子)、孟玉楼(演:あきやまかおる):西門慶の第一〜第三夫人。普通のドラマなら金蓮を苛めぬくキャラという位置づけで、実際そういうシーンもあるけど、金蓮がなにしろ常軌を逸しているのでそれも通用せず。というかこの三人は割と常識人。一番真面目な月娘が後半少しずつ変貌していくのも見所。

・孫雪蛾(演:酒井香奈子):使用人上がりの第四夫人。この人については話云々よりもオッパイぽろりの方が(笑)。初日関さんが「おい、おっぱい見えちゃってるよ!」とか言ってたから事故かと思ったら演出だったのね。もっとも本当に見えちゃってたのかは不明。自分は確認できませんでしたが知り合いの中には見えた、という人も。

李瓶児(演:生天目仁美):人妻ながら西門慶と関係を持ち、主人を殺して第六夫人に。性格的には温厚。同じ主人殺しの金蓮と気が合うかと思いきやそんなことはなく、逆に殺されてしまう(原作&11年版台本では一時気が合うシーンもあるけど)。

・春海(演:福圓美里):原作では重要人物ながら、今回の劇では尺の都合からか、出番は多いものの金蓮の友人という位置づけのまま終わったのがちょっと惜しいところ。

・応伯爵(演:関智一)、花子虚(演:三原一太)、雲離守(演:波多野和俊):西門慶の友人。応伯爵は野心家の一面があれど、基本的に三人とも常識人。

・武大(演:西田幸雄)、武松(演:武藤啓太):武大は今作で一番嫌いな人物。とにかく下衆。こんな夫じゃあ殺されても仕方ないなぁと思ってしまうわけで、実はこれが話の上でちと問題。11年版台本はこんなに下衆な性格ではないので、それなら夫殺しの悪女の一面が際立ったんだけど。
武松は水滸伝でお馴染みだけど、こちらも兄同様、11年版台本よりワイルドかつねちっこい性格に。作中三番目に嫌いな人物。


こんな感じですか。勿論登場人物の好き嫌いは好みが分かれるところだろうけど、意外と女性キャラについては嫌な感じが余りしなかった。


長くなってきたので感想の続きは次の日に。そちらのほうが重要なこともあったり(汗)


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