元凶は消えたが…

今日、宮崎勤死刑執行のニュースを知る。
宮崎勤の名前は、はっきり言って名前を書くのも汚らわしいほど忌み嫌っているのだが、理由はある程度の年齢のオタの方ならば言うまでもないだろう。
今に至るオタ迫害、そしてマスゴミの偏見報道など全ての元凶的存在である。


死刑そのものについては当然の結果だし書くこともない(ただしよりによってこの時期の執行は例の秋葉事件と絡めてくだらん記事を書くメディアが多そうなのでやや不満だが)、この犯罪事件自体今後普通の人々の記憶から薄れられていくだろうが、自分の心からは多分死ぬまで消えることはないだろうね。
事件そのものの特異性というのもあるけど、やはり偏見報道への恨みが今もって深いのが最大の要因。20年近くたっても恨みは消えないし、今もって偏見報道は絶えないのもあるから、自分の趣味が根本的に変わるとかしない限り、この先も時々思い出すこともあるのだろう。


宮崎は死んだが、偏見報道は絶えず、またオタのモラルも事件当時から残念ながら低下している。
宮崎自身、今頃地獄からこんな世の中を見てほくそえんでいるかもしれない。


ついでに一つ書いておこうかな。
この事件での偏見報道の最たるものでよくTBSのコミケ会場前でのアナウンサーの例の発言(ここで書くのも胸糞悪いので内容は書かないが)があるけど、当時の読売新聞の川柳コーナーで「アニメでは人の痛みは判らない」とかいうのが掲載されたのも当時は大変悲しく、選んだ選者への不信感も非常に高かった。
自分の日記では読売に割りと好感的なことを書くことも多いけど、100%好きになれない最大の理由がこの川柳の記憶が忘れられないため。こんな細かいこと一つでもいつまでも心に引っかかりを持つことがあることをメディアの人間には充分自覚してほしいものだ。
(もっともアニメ・漫画叩きは川柳コーナーに限らず各新聞の読者投稿欄ではよく見かけることだが)。